サーチエンジン対策の限界

サーチエンジン対策の方法についてさまざまに説明してきましたが、最後に、サーチエンジン対策では不可能なことをまとめて、この文書の結びとしたいと思います。

サーチエンジン対策で不可能なこと

この文書ではサーチエンジン対策をサイトやページに生かすことのメリットを説明しましたが、そもそもサーチエンジン対策では不可能なこともあります。

サーチエンジンは、未知の訪問者をサイトに連れてきてくれます。しかしたどり着いたサイトで期待したものが得られなかったら、2度目 3度目の訪問は難しいでしょう。リピーターになってもらえるかどうかは、訪問者から見たサイトの最初の印象で決まります。サイトの内容はもちろんですし、その構造が訪問者を迷わせただけでも、確実に印象は悪くなるでしょう。つまりサーチエンジン対策だけでは、リピーターは増やせないということです。

もうひとつ、劇的なトラフィック増加というのはあまりなく、効果はじわじわと現われるのが普通です。例外は Yahoo のようなメジャーなディレクトリに新しく登録されたような場合ですが、Yahoo でもカテゴリによってトラフィック規模は大きく違います。載れば必ず激増というのは、期待しすぎないほうが良いようです。

クソサイトにサーチエンジン対策は無力

サーチエンジン対策そのものが効果を生みにくいという場合があります。サイト自体に内容が非常に乏しい、いわゆるクソサイトに対しては、いくらサーチエンジン対策を施しても、効果を期待するのは無理です。

ここまでで説明してきたように、サーチエンジン対策とは、伝えたいことを、ふさわしい相手に、どれだけ的確に伝えるかという技術です。サイトやページの中に伝えたいものがろくに無かったり、全く整理されていなかったら、たとえプロが束になってサーチエンジン対策に取り組んだとしても、力を発揮できるでしょうか。

サーチエンジン対策は必要といっても、物には順序があります。サーチエンジン対策に頼ろうとする前に、ネタの一つでも仕込んだほうが良い、そんな場合はあるのです。

結びの言葉 - 究極のサーチエンジン対策とは

ここ 2年くらいで、ウェブ検索のテクノロジは飛躍的に進化しています。とにかくヒットすれば良かった時代、ヒットするページの数を競った時代はもう終わって、検索結果の質が競争となっている今、一昔前なら通用した小技はどんどん無意味になってきています。

サーチエンジン対策の研究の最後をこのようにまとめるのは少々変かもしれませんが、こんな時代にあっては、結局訪問者にとって役立ったり楽しめたりするサイトを地道に作りこむことが、究極のサーチエンジン対策なのではないでしょうか。

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