Jackson Browne - Japanese Fan Concert Reviews
March/April 1997




こんにちは。 熱烈なJacksonファンの1人です。 今回は、長い間夢見てい た Jackson と David のアコースティックということで何と、オランダ まで追っかけていきました。 今日パソコンに向かったのは、洋子さんと私の素晴ら しいコンサート体験を皆さんに知ってもらおうと思ったからです。

− オランダ体験記 −

ブレダ (チェシー劇場) : 97年3月30日

日本では、全く情報がなかったので、ここへは地図もホテルの予約も無しで行った 。 朝、アムステルダムを出て2時間ほど電車に乗り、さらにバスに揺られて目的地 に着いたのは、午後2時ごろだっただろうか。 コンサート会場から7、8分のとこ ろにあるこじんまりとした手頃なホテルでチェックインを済ませ、まずは、一安心。 しかしそれも束の間。 外食しようと部屋のドアを開けた時、「あっ、Jackso n だ!」と小声で呟いた洋子さんの声に驚いた私は、思わず「Jackson!!!! 」と叫んでしまった。 挨拶はしたものの、愛想なく向の部屋に消えていったJac ksonは誰が見ても怒っていた。 「これは、偶然なんだ。 プライベートの時間ま で付きまとう気は全くないんだよー。」と、何度も心の中で叫びながら、食欲も失い 暗い気分でブレダの町中をさ迷い歩いていた。

7時過ぎにコンサート会場に着くと、E−mailのやりとりをしている数人のま だ会ったことのない友達(イギリス人、アメリカ人、イタリア人、オランダ人、ドイ ツ人)が、入り口のところに集まっていた。暫く、やっと会えた事を、喜び合ってい た。 しかし洋子さんと私は、2人で1枚しかチケットを持っていなかったので、も う一枚手に入れるため行動を起こさなければならなかった。 私が窓口でキャンセル 待ちをしているあいだ、洋子さんは、”I WANT A TICKET” と書いた紙 を持ち、ホールの外で立っていた。 開演の10分前頃、洋子さんは、9列目のチケ ットを手にして戻ってきた。 感動的な瞬間だった。 そして会場に入り私は、2列め 正面の席について、期待と不安を抱いて開演を待った。

1曲めは、力強いヴォーカルが強調される’Farther On’だった。 Ja cksonのヴォーカルは、年々パワーを増してきているように感じた。 前半では 、’The Barricades Of Heaven’ のDavid のヴァイオ リンの美しさが印象的だった。 ’World In Motion’でフィンガー・ ピックをつけて弾く Jackson の真剣な眼差しも忘れられない。 後半に入る と、Jackson のお喋りが多くなり、前半より、リラックスしている様子がよ くわかった。 ’Call It A Loan’ のギターは素晴らしかったし、’C ome All Ye Fair And Tender Ladies’のハーモニーに は、驚くばかりだった。 しかし、私にとってのハイライトは、’Lawless A venues’ と ’Looking East’ だった。 この2曲のアコーステ ィック・ヴァージョン、想像できますか?

コンサートの後は、何としても、昼間のホテル事件の誤解を解こうと思い、Jac ksonを裏口で待つことにした。 Jacksonが出てきたのは、12時近かっ たと思う。 Jacksonを囲んでいるファンの人たちが少し減ってきた頃を見計 らって近づいていくと、満面に笑みを浮かべて、”Hi! How Are You? ”と、向こう から声をかけてくれたので、緊張も解れ、ホテルのことを説明した。 すると、”It ’s all right. You were surprised. I was surp rised . It’s OK” と、 これ以上にない思いやりに溢れた笑顔で答え てくれた! Jackson の人柄が伝わってくるI一瞬だった

ナイメーヘン (Vereeniging Theater) : 97年3月31日

ブレダから電車で1時間ほど行くと、ナイメーヘンに着いた。 運良く会場のすぐ 側に、手頃なホテルがあった。 この日のコンサートは、席が決まっていなかったた め2時から並んで待った。 来た順番に、番号をもらえるのかと思ったら大違い! ド アが開くや否や、競争しなければならなかった。 洋子さんは、1列目の正面を、私 は、キーボードの前の席を取った。 そして前日の再現を願っている自分に驚いた。 普通なら代わり映えのしないコンサートを連日見せられると少々がっかりしてしまう からだ。

この日は最初から、前日とは違っていた。 全てが更に良かった。 2人がステージ に現れるなり、観客が一斉に立ち上がり 拍手を贈った。そのことにより、Jcks onも 「今日は違うぞ」と、感じたのだろうか。 心からコンサートを楽しんでいる のが伝わってきた。 ”Linda Palama” の最後の fly awayyyyy yyyyyyyy にはぞくぞくした。 後半では、面白い演奏を披露してくれた。 それは、 David の提案で二つの違った曲を一度にやろうというものだった。

Jackson が ”Redneck Friend” で David が、”Ta ke It Easy”。 演奏が始まると、会場全体は、興奮の渦に包まれ、終わる と、 しばらくは笑いが止まらなかった。 残念だったのは、をれが イントロで終わ ってしまった事だった。

長いお喋りの後は、”Your Bright Baby Blues”。 初め、 Jackson はスライドを弾いていたが、何故か暫くするとバーをはずしてしま った。アンコールでは、”The Load out ー Stay”をやるなど、前日 よりも盛りだくさんだった。 しかし大満足のコンサートの後には、一抹の不安が残 ったのは言うまでもない。 これ以上の出来を、明日に期待するのは酷というものだ った。

アムステルダム (カレー劇場) : 97年4月1日

私の持っていたチケットは3階だったので、何とかもっといい席を手に入れようと 奮闘していた。 結局、イギリスから来たSueさんの友達が急用で帰ってしまった ので、4列目に座る事ができた。 カレー劇場は伝統的で立派な劇場だが、収容数が 、2、000人と、アコースティクにしては、少し大きい気がした。 前の2日間が 、700ー800人という小さなホールで、全てを包み込む親密な感じに、心地よさ を覚えたからだった。

この日もやはり観客は、立ち上がって2人を迎えた。 会場の雰囲気に酔いしれた ようなJackson のハミングを聞いた時、今日もいけると確信した。 案の定、 予期せぬ曲を何曲か披露してくれた。 ”Shaky Town” が、こんなにいい 曲だと感じたのは、 初めてだった。 ”I Thought I was A Child” も深みがあった。 それから、突然飛び出した ”Pressure Drop”! しかし、何 と言ってもハイライトは、 ”The Pretender” のポルカ・ヴァージョンだ った。 Jackson は、「これは、いい! ヒットするよ」と$ 観客の声援にこ たえて、キーボードに向かった! 弾く前に、宙で鍵盤をたたく真似をして$ウオーミ ング・アップをしたジェスチャーも笑えた! 前奏だけだったが、とても貴重な体験 だった! アンコールの時は皆ステージに押し寄せて、大変な盛り上がりようだった ので、”Running On Empty” で終わってほしかった。 しかし、涙が出るほ ど美しい ”Alive In The World” で、 3日間のオランダ・ツアーの幕は閉 じられた。

コンサート会場から出てくる人々の顔が皆興奮と満足感に満ちて輝いていた。 こ れほど素晴らしいコンサートを、ヨーロッパの限られた地域でしかやらないのが残念 でならなかった。 Jackson に、「何がなんでも日本に来てほしい」 と言っ たら、少し困った様子だった。 しかし、去年の東京公演最終日のステージで 「また 来年来るよ。」といった言葉を信じていたい。 今回、2日目のナイメーヘンのコンサートの後で、Jackson が、そっと手 に忍ばせてくれたギター・ピックが、何よりの宝になった。

セット・リスト (BREDA - NIJMRGRN - AMSTERDAM) の順で、( ) 内の数字は、演 奏した曲の順番になっている。

  1. Father On (1-1-1)
  2. I'm Alive (2-2-2)
  3. Linda Paloma (3-3-3)
  4. El Rayo X (4-4-4)
  5. The Pretender (5-5-5)
  6. The Barricades Of Heaven (6-6-6)
  7. Too Many Angels (7-7-7)
  8. Lives In the Balance (8-8-8)
  9. World In Motion (9-9-10)
  10. For everyman (10-10-11)
  11. Lawless Avenues (11-11-12)
  12. Miles Away (12-12-14)
  13. Looking East (13-13-15)
  14. Two Of Me, Two Of You (14-0-17)
  15. Quarter Of A Man(15-17-18)
  16. Mercury Blues (16-18-19)
  17. Call It A Loan (17-19-20)
  18. These Days (18-14-0)
  19. For A Dancer (19-0-0)
  20. Come All Ye Fair And tender Ladies (20-20-23)
  21. Take It Easy (21-21-24)
  22. They Call Me The Meat Man (22-0-0)
  23. Late For The Sky (23-22-0)
  24. Redneck Friend + Take It Easy (0-15-0)
  25. Your Bright Baby Blues (0-16-0)
  26. Load Out (0-23-25)
  27. Stay (0-24-26)
  28. Alive In The World (0-25-27)
  29. Before The Deluge (0-0-9)
  30. Shaky town (0-0-13)
  31. I Thought I Was A Child (0-0-16)
  32. Pressure Drop (0-0-21)
  33. The Pretender Polka (0-0-22)

Submitted by: june.utt@ppp01.infopepper.or.jp




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